PARIS TRAVEL BOOK Capture6 : 花束と日本のマンガ
パリ初心者、パリに入って2日目、せっせと地下鉄、バスを駆使して歩き始めました!
パリのカフェ、観光客は時代を超えて有名人に会いに行く
パリと言えば、カフェ。カフェ文化というのは、話し合うことが好きだということなのかな?
サロンという文化もパリって感じ。世界中からパリを目指して来る人たちにとって、人と出会う場所としてとても重要だったんだろうと想像できる。
今ならSNSで世界中の人と繋がれるけど、そこにいる、そこに在る、そこの空気を吸いながら、匂いを感じながら語ることがお互いの相乗効果を生み出していく生々しさは、SNSの繋がるとはまったく異なる世界だとすぐに気が付く。
パリと聞いて頭に浮かぶ芸術家たちも、様々な国からパリを目指し、出会い、切磋琢磨して才能を咲かせていたことは想像に難くない。なんとなく埃っぽい感じは否めないパリの街だけど、そこに漂うすべてのものがなんとなくセンスいい。きれいっていうと、東京の方が上を行く感じがするのだけど、懐の深さというか、雑多な受け入れをしつつ、カオスの中で独自の美を保っている感覚がこの町にはある。
The 観光客は、特にカフェで友人と待ち合わせることもないので、過去の有名人たちの所縁の場所へ向かう。ヘミングウェイやピカソも常連だったという、超有名なカフェ、「レ・ドゥー・マゴ」へ。
この界隈は、サンジェルマンのカフェエリアとガイドブックにかかれているところで、似たような老舗のカフェが数件ある。おしゃれなチョコレートショップも多く、この暑いのに、チョコレート屋さんについついお立ち寄り、というか入ってみたくなるような魅惑的でおしゃれなウィンドゥディスプレーなんだ。
やたらに高級感のあるショップなのだけど、たくさんの種類を好きなだけ透明の袋に詰めて買えるので、気分は子供の頃の夜店のキャンディー量り売りのわくわく気分。スィーツ好きの人には、いろいろな種類の味をちょこっとずつ味わえる楽しさで、つい買い物しすぎてしまう気がする。ヨーロッパのチョコで気に入っているのは、ヘーゼルナッツを使ったものが多いこと。ギフト用のパッケージ箱入りのもの、これがまたパリのお店のはどのお店も趣向を凝らしていてなんとも可愛らしい。あげるあてもなくつい買ってしまいたくなる。

カフェ マゴは今や観光客御用達になっているようで、少なくとも、今現在、パリ在住のアーティストたちの溜まり場にはなっていない様子。
カフェにはウェイターさんが多く、あまり女性を見かけなかったのは、体力的な問題もあるのだろうか。お客の状況に合わせて、器用にテーブルと椅子を動かしてレイアウトを変えている。
外の席は、かなり隙間なくセッティングされていて、そこを縦横無尽にトレーを片手にすり抜けて歩き回るのもかなりのテクニックが必要に思える。
もう、予約しているとか聞かれるのはうんざりだったので、最初から予約ないんだけど、から始めることにした。
中と外のどっちがいいかと聞かれたら、やっぱ観光客は外。道行く人々も景色に楽しみたい。そして、大事なことは、日陰であること。日差しが動くことも計算にいれて、席をチョイスしたい。ウェイターさんは、希望に合わせて、ちょいちょいっと椅子やテーブルを動かして席を作って案内してくれた。入口から近いガーデンパラソルの下。
ヨーロッパで面倒くさいなぁと思うのは、オーダーを聞きに来てくれるのに時間がかかること。日本人の癖で、つい、そばを通りかかった人に、「すいませ~ん。」とか言ってしまいたくなるが、これは通用しない。チップの習慣がないパリでも例外ではない。最初に案内してくれた人が注文を取りに来てくれるのを待つしかない。あまりに来ないので、「すいませ~ん。」をやってしまったが、結果は同じ。「待て」しかない。融通がきかないなぁって思いがちだけど、逆の立場にしてみたら、こっちが煩いマナーの悪いお客なのかもしれない。気をつけねば。
フランスのメニューはとても分かりづらい。
観光客に渡されるものは、大抵は英語表記がされているが、そもそもフランス語を英語に訳しているので日本語の脳みそには、なんじゃ?って感じ。
せっかくフランスに来たのなら、フランスっぽいのを食べたいじゃない。と思ってはいたのだけどね、そもそもフランス料理の定義もよう分からん私には、何がなんだか。というわけで、子供のころからなんとなく言葉の響きに憧れていた「クロックマダム」などを注文してみた。それは、「アンノン族」と言われた世代の知ったかピーが原宿あたりで食べていたモノ。本場ではどーだ!というところ。ロメインレタスがゴロっとワイルドに添えられてていてちょっとビックリ。
さすが、観光客御用達の老舗のウェイター。流れるような注文の取り方、「マダム、ウォーターもいかがですか?」と聞かれて「イエス。」ガス・オア・ノンガスと聞かれて、「ガス、プリーズ」と頼んでみました。ガス入りは消化に良いと何かの本で読んだ記憶があったので、が、しかし潤沢な予算があろうはずもないのに、つい旅気分。カフェのお水はコーヒーに匹敵するくらいの金額です。そしてコーヒーも割高です。

パリの水道水は飲めると分かっていたのに。。。お代わりは見栄を張らずに、「タップウォーター、プリーズ」と言いました。これで無料のお水がボンっとデカンタでやってきます。円安の今、これはうれしいことです。
老舗カフェのトイレのチップに驚く!
この世界で名の知られたカフェ、利用客に対してもトイレが有料だった。パリのトイレ事情の悪さはどのガイドブックに載っていますし、在住のユーチューバーも語っています。そのほとんどがカフェを利用しましょうというアドバイスですが、利用客からも別途トイレ利用料を取るとはあまりに阿漕な気がしたのですが。どうなのでしょう。これで一気に良い印象がなくなってしまいました。
オリンピック後パリのトイレ事情は良くなっている気がするのですが、以前を知らないので、良く分からないのですけど、デパートもトイレ設備は問題なくきれいだし、有料ではありませんでした。観光箇所や美術館のトイレは数も多いし、掃除も行き届いていました。カフェもトイレだけを有料で貸しているところもありましたが、利用客からお金を取ることはここ以外にはありませんでした。このカフェ、文豪や画家たちが通っていたころとは随分と趣が変わってしまったようです。私たちのようなお上りさん The 観光客のランドマークのよう、これもオーバーツーリズムというものでしょうか?
パリのあちこちで花束がモリモリ!
ここはカフェが多い地域とガイドブックには書いてあったのですが、実際カフェはいたるところにあるので、もしかしたら、歴史あるカフェがという意味かもしれませんね。
昨日のラーメン屋も含めて、(Capture6参照) 例の造花モリモリの花束のデコレーションカフェも目について可愛らしい雰囲気の場所でした。私の中での街中の造花は、商店街のさくらまつりとか七夕飾りのイベントイメージしかなかったので最初は異様に映ったのですが、これはこれでパリらしい風景の一つなのかもしれませんね。

街の本屋さんに魅了される!
ここから老舗のデパートに向かいます。実はパリに来てどうかとは思うのですが、街歩きは大好きな一方、あまりショッピングを目的にしないタイプなんです。なので、デパートが滞在先に入ることはほぼないのですが、このデパートにあるレストランがおしゃれということでぶらぶら歩きながら向かっています。
道すがらのスーパーマーケットのエコバッグ探索や、(パリのスーパーマーケットのエコバッグはとてもかわいい!)道沿いのショーウィンドをいちいち覗き見ながら行くと、一軒のかわいい本屋さんのディスプレーに魅了されて、流れるように吸い込まれたのでした。
自然光が差し込む店内にはなんと大きな木がレイアウトされている。
2014年に施行された反アマゾン法が具体的にどのようにフランスの書店を守ったかは分からないけれど、パリには素敵な本屋さんが多い。私は単なる観光客なので、ふらっと目についた路面店をチェックするだけだけど、本屋さんや文具屋さんはどこも可愛らしく目を引く。
東京だと、神田・神保町などでおしゃれな専門書の本屋を見つけることはできるが、そこは本屋街と呼ばれるエリア。普通に歩いて見つける街の本屋とは違う。こんな本屋さんに出会えるなんて、街歩きは楽しいなって思える瞬間。特に絵本は文字が読めなくても楽しめる。この本屋さんは、いるだけでわくわくするようなレイアウトとインテリアになっている。

そして、私のフランスの固定概念を根底から変えた原因の一つと思われるものがここにはあった。
コミックのエリアの並んだマンガ本は、どれもこれも、どっちを向いても日本のものばかり。ヨーロッパに来て、日本のマンガがこれでもかと並んだ本屋さんに遭遇するなんて想像すらしていなかったので、ほんとにビックリしたんです。
日本のサブカルチャーとして人気があるとは知っていたけれど、ある種、マニアックな人たちの世界かと思っていたら、さにあらず。フツーに日本のマンガ。どう?ずらりと日本発の漫画が並んでいる。
知らなかったが、フランスは日本に次いで世界2位のマンガ大国らしい。
まあ、フランスと言ってもひろうございますから、都市部だけのことなのかもしれませんが、え、何?フランス人が?と思うほど、日本語で話しかけられたり、あいさつされたりするのです。
はるか昔のこととはいえ、私のフランス人の第一印象はかなりひどいもので、どんなことかと言うと、英語を話せるくせにわからないフリをする。アジア人を下に見て、嫌な言い回しをする、身勝手にふるまう。自己主張が強く、協力的ではない。などなど、たまたまの実体験から植え付けられたトラウマがあったのですね。が、ここに来たら、日本語は頻繁に飛び交うし、みんな親切で心あったかなので、びっくりしてしまいました。
恥ずかしそうな笑顔で日本語であいさつをする若者たちは、口を揃えてマンガで覚えたという。自分の日本語が伝わるか実験されている感もあるが、まったく悪い気はしない。
日本に憧れる人も、かなりマンガの影響はあるように感じる。一方で、パリに根付く日本人も多いのも事実。私のようにトラウマに負けている人もいるかもしれないけれど、はるか19世紀にジャポニズム旋風を巻き起こした日本文化は共に美意識として共通するものも沢山あるのだろう。
さらに、日本人にかかわらず、世界中からパリを目指して来る人は、今も昔も後を絶たない。街歩く人々、仕事をしている人々もまさに人種のるつぼ。中世の絵画などを見ていると、コケージャンの国という印象があるが、現在のパリはまさにダイバーシティだ。日本人のパティシエ、パティシエールやシェフも大活躍している。日本では、パリに関する暮らしのエッセイ本は数も多いし、食やアートを目指す人たちにとっては、断トツの憧れの都市なんだろうね。日本人の活躍のおかげと、親日家の多い(だろう)パリにいて、すっかりトラウマを克服してしまった。
なんだか、とても長いこと損をしていた気持ちになった。そして、今、縫うように歩きまわるパリにおいて、日本はかなり好意的に浸透していると実感する。これだけでも the 観光客は十分に価値のある旅になった気がした。この肌感が実際に旅をするってことよね!
ただ歩くだけが楽しいのが旅です!お土産、後で買うはNGです!
街をふらつきながら、スーパーマーケット探索。どこの国に言ってもスーパーマーケットはお宝でいっぱい。パリにはモノプリックスというスーパーがあちこちにある。ただいかんせん、こうまで円安だと、スーパーマーケットがお安いという感覚にもならない。今回の旅ではほぼ探索のみ。けどね、エコバッグはかわいいよ。いろいろな柄があって、どことなくセンスがいい。コラボの限定品もあって、お店によってデザインも様々、大抵レジ横に並んでいて、バラマキのお土産にもおすすめ。
かわいい小物が売っている小さなスーパーやコンビニっぽいお店のPOPな文具もおすすめなんですけど、こちらも割とお値段がお高め。日本の100均の素晴らしさを知っていると、わざわざ荷物を増やす気にもならないわ。お土産屋さん見るの大好きなのですけどね、買うとなると自分用以外にはほぼ興味がない人間です。お餞別をくれた人だけに買う、というポリシーに徹しているんです。そうでないと荷物が増えてしまうし、あの人に買ったら、この人にも買わなきゃという強迫観念のようなものが、時々行動の邪魔をしてしまうことがあるから。
それでも旅のお土産買いは楽しいものには違いありません。コツは、後で買おうとか、他のお店にもあるかもとかは思わないこと。これは出会いと同じ。あ!いいって思ったら、買っておくことです。また出かけて行く手間や、同じようなものを探す手間を無くすことだけでも、旅の時間はぐっと有意義になります。

パリでは至る所で見かけた充電パーキング。
環境問題への取り組みとして、EV自動車への環境はかなり整えられている気がする。
ただ、フランスの原子力エネルギーの依存度を考えるとかなり複雑。
私はパリに来る前には知らなかったのだけど、メリーゴーランドが在る。色々なところに在る。ウキウキするような驚き。見つけるたびに立ちどまってしまう。なんて素敵!

ここは道すがらの公園。パリには大小の公園がけっこうあって、うまく木陰が作られている。
人々が思い思いにくつろぐ場所は、大いに文化を感じる。日比谷公園や代々木公園とかはともかく、東京の街中の公園というと、地域の子供たちのための遊び場という雰囲気で、週末以外は人気のない場所が多いし、日陰でくつろぐなんて作りにはなっていないところが殆ど。

パリでは、老若男女問わず、木陰でやすみ、草地で寝ころび、軽食を楽しむなど、生活の中に溶け込んでいる。こういう場所では語らいがあり、今どきはホッとする。たぶん日本だったら、みんな下を向いてスマホをいじっているだろうから。
パリ、歴史的建造物のデパートでバターを買う?
東京の日本橋にある三越本店はクラシカルなヨーロッパ風のお城のような建物で、エレベーターもハイカラ時代風でかっこいい。そこは、日本で初めての百貨店で、明治37年(1904年)に開業した。当時はさぞかし目立っていたと思う。
ジャポニズムがヨーロッパで注目されたのは慶応3年(1867年)のパリ万博。浮世絵や芸者の陳列まであって、良くも悪くも極東の不思議文化が広く一般に紹介された時は江戸時代。徳川慶喜はおフランス大好きだったらしい。
こうして歴史を紐解くとフランスのデパートと三越の景色がダブってくる。そう、世界最古のデパートはパリのボンマルシェ。1852年の創業。その当時から日本はオリジナルに忠実という感覚があったのかしらね。コピー好きの日本人らしさを感じた。
デパートがお城みたいなものなんだって知ったのも、ここパリのデパートの建物を見てから。由緒ある建物に歴史が詰まっていて、内装は今も美術館のように美しい。もちろん、改装を繰り返しての今なのだろうけど、ゴージャスな巻き毛やポンパドールにパニエで膨らませたドレスに身をまとっていたご婦人たちがお買い物をしていたと思うとドキドキする。
ショッピングはそっちのけで、屋上や天井を見に行く。トイレを利用しに行く。そして、手軽で明るいフードコートやレストランを利用するのによい場所です。
お買い物好きの人なら、食料品、特にバターは人気のようです。ショッピングバッグもかわいいよ!持ち帰るのにはそれなりの用意が必要です。特に夏場はタイミングや備品(保冷剤など)のチェックも忘れずに。
グーグルマップに翻弄されながら大いに助けられる。
バスもだんだん慣れてきた。地下鉄のマップはいろいろな場所で入手できるが、バスマップというのは使い勝手の良いものがない。
こんな時のGoogle map は強い味方。時々、嘘ォ!みたいなことも起こるが、それこそ右も左もわからない初心者観光客には素晴らしいお助けグッズです。
世界的な観光地のパリですから、個人ガイドを手配することも出来る。意外な穴場にも案内してもらえるかもしれない。迷子も楽しいと思えば、時にgoogleに騙されながらも、キョロキョロしながら進んで行くのも悪くない。
大事なことは、バス路線を探すのに、google map は本当に便利だが、街歩きには紙マップの威力も素晴らしいものがあるってことを忘れちゃならない。ついついスマホに頼って、ガイドブックなど重たくて持ち歩くのも敬遠しがちだが、視覚、方向感覚は、紙の方がわかりやすい場面もけっこうあったのも事実。そして、メモるというアナログがあとあと役立つことも多い。
昔はガイドブック片手が観光客の目印だったけど、今はそういう人、ここでも殆ど見当たらない。小さな画面でAIまで味方についてくれるのも悪くはないと思うけど、付箋だらけのガイドブックがもたらす旅には、旅後の長い時間に渡って自身の色や思いが深く反映される。旅が人生に例えられる所以もここにある。今ではなく、人生のトータルで旅は楽しむものだと思う。この味わいは今のところ人間ならではの美味しさ、甘さも苦さも含んで大事な感覚だと思う。
デジタルは使われることなく、使いこなす。時間に追われる場面でなければ、目の前に現れた不明なる景色や、不安を楽しむことが出来るかが旅をさらに楽しくする。グーグルマップをパートナーに、意識してアナログを堪能する。二刀流は旅をより自由にしてくれます!
次はタイムスリップする場所へ
迷いながらも目的地に近づいている。市立歴史博物館に向かっている。
昼の時間が長く、深夜になっても明るいのは良いのだが、うかうかしていると開館時間内に行きつけなくなるので要注意だ。美術館はゆっくり観たいので、それなりに急いでいる。が、途中の公園の木々の形状を不思議に思ったり、果物屋のカットフルーツに目を奪われたり、ショーウィンドのレイアウトにスマホを向けたりと道草だらけ。
似たような石造りの歴史ある建物が並んでいるので、目的地を探すランドマークにも乏しく方向オンチになりやすい。でも、the 観光客はゆらゆらと道草を楽しむ。そこには旅ならではの迷宮が待っているから。


こうしたママ・パパストアのグロッサリー屋さんが点在しているのは、とっても嬉しい。カップ入り果物。町歩きのオアシス。
カフェに入ったら、また1時間くらい平気で過ごしてしまう。美術館の時間を考えると、ちょこっとの息抜きは快適なクールダウン。
カットフルーツがお店の端っこに並んでいた。30度近い気温の中、フルーツのみずみずしさに生き返った気分。
子供のころからあった、新宿と有楽町の駅前のフルーツショップ百果園を思い出した。ちょっと前までは海外の人にも人気があったが、コロナで消えた。惜しい!
旅行者に便利といわれる観光パスはホントに便利か?
パリには観光客に向けての数多くのパスチケットがあり、ミュージアムパスもその一つ。しかし、どう考えても元をとれるとは思わない。後で知ったのだが、一つのミュージアムに一つの作品だけを見て回るって人もけっこういるそうだ。ルーブルでモナリザ、オルセーでルノワール、ベルサイユ宮殿では鏡の回廊。なるほど、それも一つのthe 観光客のルートなのかもしれないね。限られた時間の中で、効率よくここだけは押さえたいというポイントを見るにはパス購入はお得になると思う。
観光の仕方は、それぞれの嗜好に合わせてプランすることが大事。ミュージアム・ホッピングも悪くなさそうなのだけど、移動や混み具合を考慮して、プランすべきところ。パスを持っていても、事前予約がないと入れないこともあるから要チェック。
私のように、行く先々で道草を喰う人間にはちょっと使いこなせそうにない代物である。それに、じっくりゆっくり、気に入ったら次を気にせずに過ごしたいところ。有名なミュージアムはそれなりの入場料もかかるので、私は厳選してチョイスして観るじっくり派かな。
同様に乗り物パスも実際にはそう一日中乗ったり下りたりを繰り返さない。元を取るにはけっこう大変。元は取れなくても便利さを買うということであれば問題はないと思うけど、今や通貨価値の低くなってしまった円の国からの旅行者はけっこうシビアになってしまう。

マレ地区に入って来た。町は中世のイメージとしゃれたアトリエや小さなショップが小路にチマチマと並んでいる。小路の真ん中に立つ大きな木もなんだか歴史を感じてしまうね。
ビルの隙間は日陰になっていて、ホッとする。日本のように湿度がないので、30度越えの暑さでも快適といえば快適。
さらに、エアコンも少ないので、室外機からの熱風にもさらされることもない。が、地球温暖化が進めば、パリもエアコンだらけになってしまうかもしれないね。
通りを歩くとおしゃれなギャラリーが多いエリア。
しかし、私はやっぱりビルの上のキノコたちが気になる。

ここも素敵な公園。まさに地域の人々が憩っているという雰囲気。
パリって素敵だなぁって思うのは、公園に使われている木。こんもりとヨーロッパの美意識に忠実に四角の空間で広がっている。
今年のパリは6月にしては暑いらしいが、湿度が少ないので木陰は特に心地よい。ただし、のどが渇く。木陰で憩う人々も水分補給をしている人が多い。まさに自然を取り入れて作られたアートのようなオアシスだ。そして休憩の目的がよくわかるベンチの多さと配置。日本の立ち入り禁止エリアの多い公園とは段違いだね。
カフェ文化といい、公園文化(?)といい、こうした木陰を美しく整備するって感覚がとても羨ましい。
神宮外苑もこうした改良なら反対も起きなそうな気がした。この四角い木陰を作る木は、種類なのか剪定なのか不明。あちこちの公園で見ました。(日本の公園のように、木に名札がついてないのよ。)
パリの歴史を鷲掴み!

パリに来て、とにかくバラエティーにとんだ人々がいるので、中世の白人文化と結びつかなくなってきているのですが、この市立歴史博物館は、人々の暮らしや歴史の流れを垣間見るのにとても興味深い展示が多く、それにも増して、この建物自体がすごく素敵な作り。
そう、こういうのがヨーロッパの素敵なところ、16世紀の個人宅を改修、買収拡張して作られている。展示品だけではなく、紹介しているそのものの空間に歴史があるところって、吸っている空気そのものからタイムトリップ出来る気分になります。
ツアー客も少ないので、とってもおすすめの美術館。マレ地区にあるカルナヴァレ・パリ歴史博物館。ドラマチックで魅力にあふれたパリに出会えます。セーヌ川、そこにかかる橋を中心に様々な人々の生活と歴史が美術品や民芸品を通して感じることができます。
世界史苦手だった私も、な~んとなく分かった気になって来ます。

フランスの身近な生活の看板などの展示から始まる。民芸の価値と美しさ、人々の生活がよくわかる。特に惹かれたのは、セーヌ川にまつわる人々の暮らしや出来事。パリはセーヌと共に生きているってよくわかる。
戦火の中良く残されたと思うものも多い。展示品もだが、貴族社会を彷彿とさせる建物と歴史も見て取れる。
次回はこの美術館の中を少しご紹介しましょう。
お楽しみに!












