PARIS TRAVEL BOOK Capture1 : パリに行こう! 準備編 part1
日本人のパスポートの保有率がとても低くなっているそうです。円安も続いていますが、百聞は一見に如かず。自分の感性を磨くのに海の向こうにいくということはとても素敵なことです。2026年の7月からは、パスポートの交付もぐんと安くなります。
世界はどんどん変わっていきますが、そのとき、その自分が旅した瞬間は永遠の宝物になります。今回は2025年のパリの旅行の記録。少しでも旅するプランの役にたてれば嬉しいです。

旅の成功の8割は準備で決まる
パリ一都市を中心に10日間くらいの旅、に行かない?から始まった今回の旅行。パリ好きの日本人が多い中で、さほど興味も知識も持ち合わせていない初心者。
光の都、花の都と呼ばれるパリ、セーヌ川の両岸が世界遺産に登録されているこの街で何をして、どう過ごすか。そこから旅の計画はスタートです。
スマホがあれば世界中に行ける。AIに丸投げするという時代がやって来ても、旅の基本は自分で歩くこと。そこで生活をしている人々の中に生身の自分を置くことが、遠く異国を旅する上でとても大切で価値があるもの。
そのために必要なのは、google map やAIに導かれて歩く前に、目的地の国や都市の全体をまずは自分の好みや体力の範囲で把握することから始めること。この作業をすることで、限られた時間の中で自分にフィットした効率の良い旅のプランが見えてきます。
用意するのは、1週間マス目のカレンダーと、目的地全体が把握できるマップ、そして書き直しができる筆記用具、フリクションペン、マーカー、鉛筆や消しゴムです。
無駄のないプランニング・自分専用の行動マップをちゃちゃっと作る
今回はパリを中心にちょっと郊外に行きたいかなということで、まず、マップはパリ全体の位置がわかるものを用意します。
Google Mapを全面に印刷できるサイトもあります。ポイントがどこにどのように点在しているか、出来ればA3くらいに印刷して、ガイドブックなどと照らし合わせて、空港バスが付く場所、自分がやりたい、行きたい場所をマークして行きましょう。
そこからホテルの場所を絞り込んだり、逆にホテルからのアクセスを確認していきます。
エリア別マップは細かい情報を拾うのには便利ですが、全体の位置を把握していないと、無駄な浪費や行動が増えてしまいます。1日で歩き回れるような小さな町なら良いですが、パリは山手線の内側くらいの大きさがあります。自分の行きたいところをポイントすると、おのずと自分のすべき行動が見えてきます。
自分専用の行動マップを作ると、ルート取りや自分の体力に合わせたプランが見えやすくなります。

「行く」ということの行動能力を想像する
まず、最新版のガイドブックを入手しましょう。紙媒体で読むことから遠ざかっている人こそ新鮮な情報が入ってくることにびっくりすると思いますよ。騙されたと思って、ざっとでもいいので気になるところに付箋をつけながら、隅々まで読んでみましょう。
もちろん、ネットのサイトやブログも大いに役に立つのですが、ネット情報と言うのは、どの言葉で検索をかけるかで結果が大きく異なります。AIでプランを考えてもらえる時代にもなりましたが、これも何を情報として提供するかで、本当にその人にフィットする回答になるかは少々疑問が残ります。
せっかく自分でプランを考えるのならば、自身が何をしたいのか、どんな旅にしたいのか、まずは自分の頭のイメージに向き合うこと。次に物理的なことを考えましょう。並行してネットやYouTube情報を活用する。
「AIに相談」は自分の欲望が具体化した後が効果的だと思いますよ。
毎度の基本、こうしたマス目のカレンダーに、ざっくりと予定を入れて、修正をしていきます。エクセルなどを使ってもいいと思いますが、最初は紙ベースがおすすめ、理由は上書きされないこと、いろいろな選択肢が書き込めることです。筆記具もいいの、ありますよ。
マス目カレンダーの大きな利点は、日程のミスを防いでくれることです。
日付変更線をまたいだり、長時間のトランジットなどがあると、到着日や、宿泊ホテル、現地ツアー日程を間違えてしまうこと、実はけっこうあるあるです。日にちをまたぐときには横線を引っ張って書き込みましょう。
特に今は、ネット予約が主流になっており、変更や払い戻しも効かないことが多くなっています。ぱぱっとスマホで予約画面ポチっ!確認メールの内容もよく見ないまま、現地で真っ青!時すでに遅し。実は予約がまだ出来ていなかったなんてこともあるあるです。
そう、便利は不便、結局アナログが強いこともあるのです。
さあ、では初めて行きましょう。
最初はざっくりとガイドブックやマップに印をつけながら、こんなかな、あんなかなの感覚で予定を入れて行きますよ。そうするとだんだん様子が見えてきます。
① 行きたいところをマークする。エリアごとにコースを決める。
② 施設の休業日や予約の有無、滞在時間の想定、オープン時間、体力から優先順位をつける。
③ 旅行期間とフライトの調整、荷物の移動の調整で日程を整えていく。
この3つを行ったり来たりしながら調整してくると、私たちの今回の旅は10日では少々足りない結果となりました。
旅行期間については、お仕事の関係や、予算など、個々の都合がありますから、どこに優先順位を置くかということも大事でしょう。
今回は、せっかく行くなら、「行きたいところを出来るだけ周る」を優先にしたので、10日の旅の予定から、10日間の滞在に切り替えてプランを組み直すことにしました。
フルパッケージツアーを選ぶ場合もそうですが、〇〇日間というのは、出発日と帰国日を含みますので、23時50分発なんて飛行機だと、10分で一日目がなくなります。時間マジックで、あれ?と思わないように頭を切り替えて計画することが大事になります。
フライトはこうして選ぶ!
現在、殆どの航空会社はダイナミックプライシングという料金制を導入しているので、どのタイミングで航空券を用意するというのは、なかなか頭の痛いところではありますが、マイレージを貯めている人、飛行機の機種にこだわる人、お気に入りの航空会社がある方、とにかく安ければいいと思う人、それぞれの視点で選べばいいと思います。
一番楽なのは、直行便、言葉の問題を心配するなら、自国の航空会社となるでしょう。
セールなどは確かに狙い目ですが、後で予定が変更になった場合は、変更が出来ず、一旦キャンセルしてから再度予約の取り直しとなる場合が多いです。1円でも安いフライトは魅力的で、つい価格を追い求めてしまいますが、急がば回れです。自身のお休みのプランや、同行者がいる場合は、ある程度、確実な日程が決まってから探すことも大事だと思います。
いくつかの注意点をピックアップしておきます。
格安の航空券を探すのに、乗継便の選択も外せないと思いますが、トータルの時間と、トランスファーの時間を把握しておきましょう。乗継(トランスファー)というのは、文字通りに飛行機を乗り換えることですが、安いチケットだと、この待ち時間や、空港の位置関係も所要時間に関わって来ます。
例えば、直行便ならパリまで13時間~18時間の所要時間(ロシアとウクライナが戦争中のため、ロシア上空を飛べず、以前より2~3時間多くかかる)となり、それだけでもけっこうな長旅となります。これでトランスファーとなった場合、実際の飛行時間と空港での待ち時間をプラスした合計が所要時間です。
待ち時間の長さによって、また、24時間の待ち時間を超えると、ストップオーバーとなり、空港外に出られることも可能になる場合もあります。体力と気力、好奇心がある人は、ついでにちょっと別の国を観光をするのも、旅の楽しみ方の一つだと思います。
お得感も高まりますが、ビザが必要な国もありますから、そこは事前に調べておきましょう。
もう一つ、数字上では、効率が良く、時間のロスもないように思える格安プライス便があったら、即、飛びつきたくなるのですが、「ちょっと待った!」です。サイトに載っているフライトスケジュールは、各航空会社、空港で乗継可能とされる時間をクリア出来るもので組まれている、つまり、一応、乗継が出来ることを想定しているだけなのです。
どういうことかというと、飛行機というものは、日本の電車のように正確に到着するものではないのです。
到着便がもし、何らかの理由で遅れてしまった場合に、あまりギリの時間だと乗り遅れてしまうことがあります。代替え便を用意してくれたとしても、便利な近い時間の飛行機を用意してくれることは、ほぼないと思った方がいいです。もし、翌日便になったりしたら、大幅に日程が狂ってしまいますよね。帰国便ならまだしも、往路の場合は、初日の日程が全てぶっ飛ぶ可能性があります。
旅慣れた人なら、この辺のところは何となく体得しているものですが、個人的な見解としては、乗り継ぎ1時間なんて、すごく効率よさそうですが、空港って思いのほか広いものです。便が遅れたらかなりきついかもって感じてしまいます。同じ空港でも最低1時間半は気持ちの余裕を見ても欲しいなって思っています。
EUなどの連合体の国々は、国際便でも、アタッシュケース一つで飛び回るビジネスマンも多く、飛行機が着くと、タラップのところでネームステッカーを持った空港職員が立っていて、大慌てで次の便に誘導する姿を見ることもありますが、預け入れの荷物があったら、間違いなくロスバゲだろうなと思います。
天候不順で遅れることなど、けっしてまれなことではないということです。ハブ空港は、トランスファーのゲートがかなり離れているということもありますから、乗換時間のチェック。選択の際に大事な要素になります。
今回は2月に燃油の値上げが予定されていたので、1月中にサーチャージとにらめっこしてベトナム航空を選択。
羽田発、出国時間、到着時間など加味して、とても負担の少ないフライトスケジュールを見つけられました。フライトの時間はこのあと書きますね。
以外に悩むよね、お金のお話
幾らどうやって持っていくか。なかなか悩ましい問題ですね。
この方法も時代と共に変化するので、今、どんな方法が自分にはフィットしているのか、検討することが良いと思います。
電子マネーは使えるお店の数はまだ少ないですし、QRコード決済も行く先の国や地域で共通のシステムが普及している可能性は今はまだ少ないと言えます。便利なのは結構ですが、万が一を考えていろいろな手段を講じても、管理する方が大変だったりするので、今回はシンプルにクレジットカードと現金に絞りました。
クレジットカードの普及率は高いですし、物理的には1セントだってカード決済は可能です。最近は、現金を持ち歩かなという人もいるようですが、「キャッシュ」という場面は思いのほか存在するので、普段、現金なんて使わないという人も、現金とクレジットカードと考えて間違いはないと思います。
外貨を持っていく場合は、ユーロは日本での両替がお得だと思います。ただし、現金は盗まれてしまったら取り返しがつかないですから。必要最低限にしましょう。
この必要最低限ってよく見かける表現だけど、旅の仕方や日程で変わるよく分からない概念ですが、今どきは殆どの国でキャッシュレスが進んでいるので、実際に現金で払うシーンを想定してざっと概算すると良いと思います。パッケージツアーなら、殆ど現金を使う場面は少ないと思います。個人旅行の場合は、少額のお買い物、飲み物やスナックやお菓子とか、ちょっとしたチップ、トイレなどを利用するときに必要です。
レートによって得する現金がある??
今回のパリ旅行について、事前に殆どのもの、滞在施設やホテルなどを支払っているので、あまり現金は要らないかなというところなのですが、ここで考え方のヒントとして、レートがあります。円安に進んでいるか、その逆かで、現金で持っていた方がお得の場合があります。
パリはユーロを使いますが、旅行直前のレートで163~5円くらいで推移していました。日本で両替すると手数料などで165円~167円位です。現在日本での両替は自由化していますから、うまく両替ショップを使えば手数料なしでかなりリアルなレートで両替が可能です。
その際に円安傾向であれば、実際の旅行時に168円くらいとしますね。現金なら常に買った時の価値です。一方、カードで払うと、各カード会社にステルス的に存在している海外事務手数料が上乗せになります。それを考えれば請求は170円を超えてくる可能性もあります。そうすると現金の方がかなりお得になるわけです。
現在はどの国も物価高ですから、その辺もチェックしたいところですが、数百万円の買い物をするわけではなければ、頭を悩ませて労力を使うほどの差額かなという気もします。1円でも安くを目指すのなら、ここは考えるポイントかもしれませんけど。
あくまで目安としてですが、移動がある旅なら、1日3000円~5000円くらい、滞在型なら3000円以内の目安にして現金計算をしました。私は、市場に行ったり、ふらふらと街歩きするのが好きなので、細かいものを購入することが多いかなと踏んでの予算です。ちっちゃいキオスクでもクレジットカードを使えることも多いので、あまり大金を持つことは考えていませんでした。
同時に現地でのキャッシングは最初から全く思考に入れていません。理由は、ATMの操作と設置場所です。急な現金が必要になったら24時間キャッシングというと便利なお助けですが、海外のATMは操作方法も色々ですし、治安上、安全な場所にあるとも思えません。不慣れな場所でのATM操作はあまり便利とは言えないと思っています。同様な理由でデビッドカードもさほど利便性があると思えませんが、もちろん使い勝手には個人差がありますから、電子マネーも含めて、普段から使い慣れた旅先の事情にフィットしたものを持っていくと良いと思います。
出発前にやっておくこと
転ばぬ先の杖 その1
クレジットカードは今や現金以上の強い旅の友ですが、海外に出る前にはやっておかないと思わぬ失敗が起こります。
2025年の4月から日本でもカード利用の際の認証は、サインから暗証番号に変わっています。ご存じでしたか?クレジットカードの不正利用は世界中で横行していますから、どこのカード会社も不正利用には厳しいセキュリティをかけています。カードについては以下の点を必ず日本にいるうちに処理しておきましょう。
① 暗証番号を確認しておく。
※これを忘れるとカードは単なるプラスチックの板ですよ!
② カード会社に、海外旅行に行く旨を伝える。
※急に見知らぬ場所でカードを使うと、セキュリティがかかり、使えなくなることがあります。万が一の場合、海外からの解除方法なども確認しておきましょう。
③ 限度額の枠を広げる。
※買い物ばかりではなく、急な事故などのアクシデントで高額な交通費、医療費などが必要になる場合に備えて、限度額を増やしておきましょう。旅行保険でカバーされても、立替になる場合も多くあります。
① カードは2枚持ちすること。
※クレジットカードが何らかの理由で使えなくなった場合に備えて、カードは必ず2枚持っていきましょう。1枚しかない場合は年会費無料ですぐに入れるものもあります。最低限度額でもあっても、お守り代わりにはなります。
⑤ カード会社にメールアドレスを登録しておく。
※今や、なんでも予約しなければならないことが発生します。スマホがあれば、どこからでも予約出来ますが、カード払いの場合、セキュリティーコードが必要な場合がとても多いです。SNSやメールで送られてくる認証番号を取るために、お使いのカード会社にメール登録をしておきましょう。
転ばぬ先の杖 その2 海外旅行に必要なたった三つのもの!
あれも、これも必要かしらと思いがちな海外旅行ですが、パスポートとお金と航空券、この三つがあれば旅行は出来ます。
便利なものを持って行きたくはなりますが、それは自分で持って運ぶということです。今回の旅先はパリ、都会です。殆どのものは現地で調達可能だと思って、悩むものは持っていかないことです。それでも、これだけは出発前にしておかないことを書き出してみます。
☆パスポートの残存期間。
国によって、異なります。滞在する場所(国)の条件をチェック!不足の場合はパスポート更新。最低でも2週間かかりますよ。
☆海外での通信方法。
実はコロナ前、私は海外旅行に自分のケータイを持って行ったことがありませんでした。全く問題を感じないどころか、煩わしいものから解放されて、こころから旅気分を味わえたものでした。が、コロナは世の中を大きく変えました。殆どのものがアプリなるものに連携されて、とても必要性が高くなりました。道を歩くのに、スマホが手放せない旅行者はそこここに溢れていますよね。ガイドブックや紙の地図を見ている人なんて殆どいません。そこで通信手段が必要となります。
現地でも無料wifiはありますが、完全に網羅されているものではありませんし、危険な詐欺wifiも海外は多いと聞きます。
急にスマホの中のチケットや予約書が必要となった場合、現地で予約を取る場合、地図アプリの活用など、必要な場面がかなり出てきます。
方法はいろいろとありますので、ご自身の環境に見合ったものをピックアップしましょう。今回私は、eSIMを選択しました。まだ新しいサービスですが、端末などの機器が必要ないことと、比較的安価なことが理由に挙げられます。
ただし、機種がeSIMに対応していることと、初めてだと設定に手こずることがデメリットです。サポートが充実していることと、日本に出る前に設定をして、不明点をクリアにしておくと、現地で無駄な時間を取られないで済むでしょう。
☆歯科医に行くこと
何?と思うかもしれませんが、飛行機などの気圧の変わるものに乗った場合の突然の歯痛と言うのは珍しいことではないのです。しばらく歯医者さんに行っていない人や、差し歯や入れ歯がある人は、調整も含めてチェックしておくことを強くお勧めします。突然の歯痛は、脂汗ものだと聞きます。何時間も痛みに苦しんで、行った先でやることが歯科医探しでは旅のスタートも台無しです。これ、大きな落とし穴です。飛行機に乗る旅ではまず、「歯医者さんに行く」は大きなキーワードです。
他に既往性などの病気をお持ちの方は、お薬を持つことも大事ですが、かかりつけ医にお願いして、英語で薬の処方箋や、持病の診断書をもらっておくことも大事です。なんらかの事情で薬がなくなってしまった場合や、急に体調が悪くなった時にとても大事な書類になります。
海外では薬の名前や持ち込める量などの規制がある場合もあり、心配だからと大量に持ち込むのもトラブルの元です。持病のある方は早めに準備を始めましょう。
☆外務省のホームページから「旅レジ」に登録をする
いくら安全な国に行くとしても、何か起こるか分からないのが昨今です。実際、今回の旅行中に、イスラエルとイランの紛争が勃発しました。遠い国のようですが、テロの危険は他国に飛び火することもあります。そんな時でも旅レジに登録しておくと、注意喚起などがメールで届きます。留守中の家族への連絡の設定も出来ます。短期、長期に関わらず、必ず登録をしておきましょう。大使館や領事館もそこに日本人がいるんだと把握してくれるだけでも安心です。
☆ 旅行保険に入る。
空港で入ればいいやって考えている人もいるかもしれませんが、旅行保険は玄関を出てから玄関に戻るまでが補償の対象です。出発前に入っておきましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の条件をちゃんと見直しておきましょう。コロナ過で条件が変更になったカード会社が多いです。良く確かめないと保険対象外ということも。保険に入ったら、万が一の時の連絡先も確認しておきましょう。トールフリー番号であっても、海外から自分の携帯で電話をかけると、高額な通話料金がかかる場合があります。特に日本へのトールフリーはローミング料金がかかる可能性があります。事前に確認しておきましょう。
紙のガイドブックを侮るなかれ!
旅に出る時にまずは、ガイドブックを読んで。。。ということも最近はしない人が結構いるそうです。ネットとインスタがあれば、世界中どこでも旅ができちゃうって豪語する人もいたりして、個人的にはびっくりです。なんてもったいないと思います。
ガイドブックの価値はどこにあるのか、グルメや観光の見どころと考えていたら、確かにネットやインスタでもいいかもしれないですが、神髄はゼネラルインフォメーションにあり!ですよ。
円安の今、それでも海外に出かけるのなら、内容の濃い旅にしたいですよね。中身の濃さって、滞在先の多さや、食べるものの数だけではないんですよ。その国の文化や歴史を知ってから出かけるだけで、旅の内容はぐっと価値が深まります。
見るものすべてが珍しくて、人々の暮らしや異文化にドキドキするのも旅の醍醐味。最初に基本情報を入れておくのは実際に出かけた先で旅の深みを実感します。
自分にフィットするガイドブックってどれ?
ガイドブックというと、「るるぶ」や「地球の歩き方」とかを思い浮かべますが、今回の旅行先、パリは多くの芸能人や著名人がエッセイなどを出しています。興味のある題材などの本をいくつか読むと、あ!ここ行ってみたいという風景や人々の暮らしに出会うでしょう。
今回私は、映画も1本見ました。ちょうどこの旅の準備中に公開になった「グランメゾン・パリ」です。悪食なので、一流のフレンチなどに興味がある訳ではなかったのですが、町の雰囲気や人々の暮らしが垣間見えるロケものは、イメージをつかむのに好都合でした。
建物や、バスのシーンなど、町を攻略するのにいい参考になりました。モンマルトルを訪ねる人は、フランス映画の「アメリ」も参考になると思います。そういう広い意味でのガイドブックは、断片的なインスタとはまた違って、自分の旅をコーディネートするのにとても役立ちます。
そして今回の旅行で参考にしたいわゆる旅のガイドブックは、「地球の歩き方 パリ&近郊の町」と「ぎゅっと旅するパリ 暮らすように過ごすパリ」の2冊でした。それぞれに丁寧に書かれた良い本でした。ガイドブック自体は生鮮食料品ですから、最新のものを購入すること、(出版までの時間を考えれば、多少情報は古いですが、あふれるネット情報よりは正確です。)気になったところに付箋をつけながら、一応は隅々まで読むことが大事です。読書なんて普段しない人も、旅の前にガイドブックを熟読するとしないでは、現実に自分が異国の地に身を置いたときに大きな差が出ます。
グルメより観光箇所より大事な情報って?
真髄の基本情報(ゼネラルインフォメーション)をまずは探してみましょう。国土、宗教、人口、天候、通貨、言語、等々、一見、さらっと読み過ごしてしまうか、気にもしないページですが、ここは必ず押さえておきましょう。宗教によっての禁忌、マナーを知ることは、安全の側面からも、とても大事なポイントです。それと、公共交通機関の乗り方や、便利な旅行者用のサービスもここからチェックです。
今、インバウンドで外国人だらけになった日本ですから分かりやすいと思いますが、やはりマナーの良い人、日本語であいさつする人は、この国を愛してやって来ているんだなって感じますし、親切にしたくなりますよね。行く先の国に敬意を払うことは旅の最低条件です。
例え、フランス語は出来なくても、挨拶だけは現地の言葉でするということ、国家の成り立ちや国民性を知ることで、トラブルはかなり避けられるはずです。
パッケージ旅行の良さは、こういう細かいことを気にせずに、添乗員さんの言うことを聞いて、美味しいトコ取りが出来ることですが、例えパッケージであっても、事前に少しでも知識があれば現地のガイドさんの説明もより興味深く聞けるはずです。自由時間のお買い物だけでも、現地の方々と触れ合えることも可能です。
ただ、行った。あれ食べた。見た。だけで終わらない旅になるかどうかは、自身の興味と知識の目があるかどうかで変わってくるんです。ガイドブックは宝の宝庫です。暇を見つけてがんばって事前に読み込みましょう。
ひと昔は、みんなガイドブックを手に観光をしていたものですが、今やそんな人はほぼ皆無です。かわりにスマホの地図アプリが大活躍しています。
確かにガイドブックは重たいし、開いて見ていれば、スリたちの格好の餌食になりそうではありますが、今や世界中、観光客でなくても、人々はスマホを眺めて歩いています。目的地にひたすら急ぐだけのスマホ脳になってしまっています。
行く前は不安な気持ちになるものですが、気を楽に持って、時間に制約の少ない旅にするのなら、迷子になることも旅の楽しみと考えてみましょう。出来るだけ身軽に動くために、ガイドブックは必要なところだけ写メか切取る。メモ書きにするなどの工夫をすると良いでしょう。私は、メモ派なので、ポケットに入るA6サイズのノートに、ルートとバス番号、行先の名前を日にち別に必要なものだけメモして、ガイドブックの付録の地図を持って出かけていました。スマホのGoogle map とても優秀ですが、自分の位置さえ確認出来れば、紙の地図、けっこう役立ちます。紙だと不思議と周りの景色も目に入ってくるんですね。情緒としての脳みそは、アナログの方が活性化するようですよ。





