きっと将来の海外旅行に役立つから part2

コロナ禍でも夢見る!一人でも行ける海外旅行!!

行きたい!海外一人旅!でも不安はいっぱい?

時間とお金と安心とグッズ

 2020年の6月緊急事態宣言では、志村けんさんや岡江久美子さんの急死のニュースもあり、不安と恐怖の中で自粛生活をしたこと、もうずいぶん前のことのようにも感じます。当時は、今さえ我慢して収まれば、来年はきっと元の生活に戻れるという希望的感想もありました。

 今の生活も、コロナ収束後の海外旅行ではきっと役に立つよってことpart1で書きましたが、そもそもなんですけど、旅行って、すごく特別なことのようで、実は普段の行動とそう変わることはないんですよね。

 とにかく、「行く」と「帰る」は絶対ですよね。普段のお出かけの行動と、旅行時の行動って大きく違うことはありますか?

 日常的によく見知ったところに行く場合は、すいすいと目的地に向かえますよね。

 当たり前じゃん。そうです。でも最初は不安だったでしょ。乗り換えに戸惑ったり、キョロキョロしたり。スマホの導きも完璧ではありませんよね。通学路だって、通勤だって、最初は時間を気にして早めに出かけたりしませんでしたか?


 お金に余裕があれば、タクシーを利用するとかで、けっこう簡単に移動できます。でも、そういつもではお小遣いも減ってしまいます。それに、目的地に行くことだけが目的でしょうか?

 途中にどんなお店があるかとか、町の雰囲気とか、近道とかは、やはり歩くのが一番ですし、お天気がよければ、とても気持ちも良いものですよね。見知らぬ街では、歩く人の姿や、ファッション、効き慣れない言葉の響きさえも楽しくて、なかなか面白い気づきがあるものです。

 そんなこと言っても、普段の生活範囲のことは慣れているから平気だけど、旅先、まして海外なんて、言葉も通じないし、治安だって心配だし。と思ってしまうのは当然ではありますが・・・。

 普段の生活だって、初めてはあります。人生ですから。恋のドキドキだって、相手がどんな人かも分からないのに、その魅力に魔法がかかったように信じ込んでしまうこと、そう、ひとめぼれってよく聞く話です。ある意味、旅より危険かもしれないこと、みんなしているじゃないですか。

 経験するってことが大事なんです。こればっかりは、どうしても自分でしなければなりません。そして、それは、素敵な恋人に出会うことと同じくらい感動的で、悲壮感もあり、不安もあり、極上の喜びもあります。

 もっといいことには、旅は自分の一方的な行為だけでもなんとかなる分、人のせいにしたり、腹を立てることも自分の中だけで処理できます。がっかりはあっても、裏切られたりはありません。自己解決の中から、コミュニケーションの方法まで学べてしまうんですよ。すごくないですか?

みちくさを食う楽しさが旅の真髄

 普段の生活の中でも、休日のお出かけ。都会や繁華街に少々遠出をするとき、最初はこわごわでも、何度か通ううちに、思いがけない楽しみをたくさん見つけることができますよね。行きつけのお店も出来てきます。旅先でも同じです。

 だから、大事なのは普段から何事にも興味を持って生活することなんです。たくさんの日々の経験があるほど、旅先での行動はごく自然に何をするのか身体に沁み込んでいくものです。普通に社会生活をしていれば、そんなに特別なことはありません。「えっ!外国は怖いでしょ!スリもいっぱいいるでしょう?」はい、その通りです。が、基本、ここで言う旅行とは、観光であって、紛争地帯にいくことは想定していません。

 そこには、普通に暮らしている人たちがいるだけです。泥棒やスリたちの棲み処に行くわけではないですよ。確かにスリもいるでしょうが、日本にだっていますよ。狙われやすいと言われる日本人ですが、私たちは、日本人と胸に書いて歩いているわけではありません。アジア系とは見た目で分かるでしょうが、日本人かどうかなんて、誰にわかるのでしょうか?つまり、見えない不安で、おどおどしているほうが目立つというものです。

 私たちも、普段から、置き引きやスリに気を付けるとか言われたりするでしょう。それを意識することだけです。そう、大切なことは、自分の身は自分で守る。これは鉄則です。武装するということではないですよ。普段から無意識にしていることを、意識しましょうね。ということだけです。

 実は、これ、けっこう面白くて、楽ちんなことかもしれませんよ。だって、自分のことだけ考えていれば良いのですもの。日本人はつい、他人のことを気にしますが、海外に出たら、自分が主役です。自由になればいいのです。

 ここでとっても大事なこと、「自由」と「身勝手」の違い、しっかり考えてくださいね。

 この思考さえ出来れば、たった1日だって、数時間の滞在だって、お気に入りのお店も見つけられるし、ワクワク感たっぷりな迷路のような露地を彷徨うことも、その中で素敵なカフェを見つけられたり、気ままな散歩も楽しめるようになります。集合時間を気にして、大通りだけ、大急ぎのお土産買いなんてこともありません。

 時間を自分でコントロールできること。お金の価値を自分で計れること。旅は異次元の世界でもあるけど、基本は生活を楽しむことと考えれば、ウキウキ、ドキドキの連続です。 

 特別な場所へ、特別なことをせずに行く。これが楽しめる旅の基本です。気持ちにゆとりを持つ。今、緊急事態宣言下に暮らしていても、運動不足解消のために、散歩したり、みちくさを食ったり、ひとりでも楽しめることしてみるのはいいことだと思います。

 普段の公園も気持ちを変えて歩けば、まったく違う感覚を感ずるはずです。雲の形や、風の匂いに季節も見えてきます。通勤も、いつもと違う道を歩くことで、意外な発見があるものです。こころをウキウキっとさせる方法を養っておくと、旅先でのキラキラ感が断然違います。

 コロナになって、生活様式も変化しています。東京に住んでいると、それでも混んだ電車に少なからず驚いたりしますが、みんないろいろ考えて行動をしています。「情報、情報」と言う人もいますが、確かに情報は大切だし、必要ですが、情報過多は却って不安を助長することも事実ですよね。それより、自分の手足を動かしてみましょう。そうすると、脳みそも活性化します。電車が混んでいるなら、一駅あるく。今こそ、アナログを生活に上手に取り入れることが、次の旅のステップになります。五感と六感を磨いて、判断の目を養っておきましょう。それはこれから体験するであろう一人海外旅行の大事な要素になりますよ。今こそ、スマホ脳を解放してあげましょう。

身を守るテクニック

 海外旅行本とかを読むと、ものすごく怖いことがいっぱい書いてあります。行ったら怖い目にいっぱい遭いそうです。パッケージ旅行で、自由行動の前にする添乗員さんの注意喚起なんて、その国の人がみんな悪い人みたいで、現地の人が聞いたら気を悪くしそうです。なぜでしょう。

 日本人はそんなに事件や事故に遭いやすいのでしょうか?

 答えは残念ながらイエスのようです。では、どこが他の国の旅行者と違うのでしょうか?

 私は、外国人の友人と一緒に旅行をしたことがありますが、特に大きく違っていることはなかったですし、荷物に関してだって彼女たちの方が、ずっと無防備のような気がしました。

 

 話しは現在に飛びますが、自粛警察とかマスク警察とかの行為、別に日本だけのことではないでしょうが、こういう傾向が関係していると書くと、へえ?って思われるでしょうか?

 そこまではしないにしても、日本人は不満や困りごとがあっても、その場では言えずに我慢してしまうらしいんですね。すぐに我慢したことも忘れれば良いのですが。。。どんどんため込んで膨れてしまう。

 海外旅行で、これが良いことに向くことはゼロ、まったく無しと思ってください。


 悶々として腹立たしさがこみあげてくるのと、海外で何らかの被害にあうとなんの関係があるの?と思うよね。身を守ると言うのは、何も強盗やスリなどの外部的な危険回避のことだけではないみたいですよ。

可哀そうより、その時間に驚いちゃうよ!

 旅行会社では、帰国後のお客様のクレーム処理も大事な仕事です。こんな思いをしたというお客さまからの苦情。それを聞いた担当者は、まあ、お気の毒に。申し訳ございません。今後はこのようなことのないように。。。。が、見方を変えれば、次だってどんなことが起こるのかわかりません。そして、それらの殆どは、日本まで持ち帰らなくても解決出来ただろうというものです。とにかく、一言言ってやらなくては気が済まない!ということはあるでしょう。当然、担当者はお客様のクレームを現地に飛ばします。でも、現地の人たちは、その内容より、それを旅行の期間、ずっと我慢していた旅行者を気の毒に思い、同時に驚いてしまうのです。

 確かに、海外では当然文化が違うから、この国の当たり前を背負っていくとなかなか細かい不自由に出くわしますよね。でもそれを我慢してつらい思いをする必要はないという前提です。だって、過ぎた時は返ってこないじゃないですか。「もう二度と行かない!」と思うことが勿体ないんですよ。

 よくある例のひとつは、夜が寒いという話です。クーラーの聞きすぎですね。また、ベッドメイクの違いで、アッパーシーツが良く分からず、薄いシーツだけを掛けて寝ていて風邪を引いた。なんてことも聞きます。普段とは違う環境だと、わからないことも沢山。シャワー一つでも右往左往してしまいます。帰国までの長い時間、我慢しているその行為が、外国人は理解しがたいわけです。なぜ言わない。。。これも自分の身は自分で守るの一つです。身を守るテクニックは出来る限りその場で解決するです。

 悶々として、毎晩寒い思いをすれば、楽しい気分で旅行など出来ないでしょう。帰って来てから文句を言っても時間は取り戻せません。主張する。これが大事。外国では言葉が。。。が理由なら、文句も言わずにただ我慢すればいいと思いますよ。文句あるなら、言う。寒いならコールドでいいんです。通じなくても、お客様が訳の分からないことを言っていたら、どんな安宿の人も部屋に来てくれます。毛布を持って来てくれるかもしれないし、布団の入り方も教えてくれるかもしれない。身振り手振りなんでも使って、文句があることを伝えること。これが大事です。

 コロナ禍、SNSでのいじめも問題視されていますが、ストレスの解消は、自分自身に表現力をつけること、他人のことなんてどうでも良いのです。自分が自由に豊かに生活できる方法を考えましょう。言いたい事を云う。伝える力。それは、無記名の自分を見えない世界に放つことではなく、自分の問題を解決するためにアピールする行動です。この機会に、「これ、英語でどう言うの?」と、英会話の一つでも覚えたほうがずっと役立ちます。

その名は妖精ちゃん。

 妖精とはずいぶんと可愛らしいネーミングですが、どうも誉め言葉ではなさそうです。その後ろにある意味は、”得体知れずのまま消えていなくなる”ものだそうです。何の話? ヨーロッパあたりで聞く日本人の印象です。

 妖精とは、ケルト中心の欧州での伝承の生き物(?)ですが、日本人はどうやらその部類に入るようです。どういうこと?それはですね。主張もせず、悪か善かも分からず、何のリアクションもなしにいつのまにか消えてしまう。そして、二度と表れない。。。。お~!何かオカルトっぽいですね。 

 ステレオタイプで、その国のイメージと言うのがあります。日本人は、ニコニコしていて、文句を言わない。でも満足しているのかも分からない。そして、す~っといなくなってしまうんだそうです。

 分かりますか?分かる、分かると言う人、次はもっと楽しい旅ができますね。分からないと言う人。ぜひぜひ、次はぜひわがままな個人旅行にチャレンジしてみましょうよ!

 異文化の中での失敗は、過ぎれば笑い話。それは忘れえぬ楽しい思い出になります。言いたい事は言う。これが大事です。

 そうそう、ある翻訳家のこぼれ話。

 「あの人は、歯に衣を記せずで何でもズバズバ言うから誤解されやすいけど、本当はすごく優しくていい人だ。」日本人ならそういう人、イメージ湧きますが、この日本人っぽい人間説明、英語に訳すのは難しいそうです。なぜならば、本音をきちんと言う人が、誤解されるという概念が英語にはないからだそうです。

 言われてみればではないですか?言葉は文化の一例ですけど。お互いを尊重するために、自分は何をして、どうしたいかを言える。コロナ禍で陰湿になりがちな気持ち、お互い様です。「言える」ということは、同時に「聞ける」ということです。価値観が多様化している現在、日本でもいろいろな人たちがいるもので、海外とそう変わりません。思い込みや、情報を鵜呑みにせずに、自分の考えを伝える、他人の考えを受け取るが大事なんです、ね?

海外旅行?行きたいけど、そもそも時間がないし。。。。。

 旅行好きの方は世の中にたくさんいらっしゃいます。自由な旅をしたいと思う人、まず言葉の問題、次にヒマがないとおっしゃいます。確かに。自由旅行となると、やはりゆとりは欲しいなと思いますけど。

 私は、最初の海外旅行、インド半周。5万円を握りしめて、3週間予定で行きましたが、(それでも長い!)結局、インドから東京をトランジットにして、オーストラリアまで行って、トータル8週間にもなってしまいました。なんと帰国便の予定まで1週間残して、所持金はわずか400円でした。

 当然、帰ったら仕事はなくなるだろうな、どんな人生になっちゃうのかなくらいは考えないでもなかったのですが、逆に生きている実感と言うか、たった一度の人生、やりたいことを我慢せずにチェレンジ!後悔をしない生き方!みたいな考えの方が旅行しながらどんどん膨らんでしまって。長い人生の中のたった2か月で人生が変わるなら。。。みたいな気分になっちゃいました。だって、毎日予想しないことが起こる中で、カタコト英単語とイラストと手振り身振りで、やれば、どんどん出来てしまう、繋がって行く、行動するしかないセンセーショナルな時間がめくるめく。お金の心配より、何とかなるの気持ちで生きられたんですね。

 これが、良いとは絶対に言えません。人によって価値観は違うし、同じ24時間でも、その内容は日によっても、その年齢やタイミングによっても違うからです。

 でも、このコロナの中、つくづく敷いたレールの先が見えなくなってしまうこと。先の見えない絶望。夢が破れたり、生活の不安に直面したり。まさかのことが連続して起こっています。「人生は旅である」なんて格言はこんな時に使うものとは違うかもしれませんが、つくづく予定は未定。一寸先は闇。ネガティブな言葉ばかりが浮かんでくる日もありますよね。

願えば叶うはホントです。

「あ~ぁ、何かいいことないかなぁ。」「誰も自分を知らにところに行きたい。。。」だれでもそんなこと考える日があると思います。オンラインやリモートもいい面はたくさんあるけれど、何か疲れてしまいます。

 人は社会生活をする生き物。温度感というか、存在感と言うか、今、そこ、ここに立っている自分に感動したり、夢見心地になったり、怖かったりするのが、生きているって実感につながります。

 いつもと同じ通勤、通学道も、気持ちを切り替えれば、また違う世界が見えて来ると書きましたが、日常を、非日常の世界でするという命のリフレッシュは、やはりリアルな旅ならではの醍醐味です。

 コロナ前は、ほんの数日を卒業旅行で外国に行く大学生が多いなか、欧州ではだいたい1年くらいかけて世界を旅をしていると聞いていました。彼らは自分の目で見聞する世界は、その後の社会生活に必要なことだと熱心に語っていました。学生を終わってすぐに就職する人は少ないと、たくさんの若いバックパッカーが口を揃えていましたよ。少なくとも、海外で出会う日本人の学生たちとは、まったく旅行の意味合いが違うように感じます。

 いい悪いを言うのではありませんが、吸収するものは多いに越したことはありません。これは、年齢に限ったことではなく、その時の自分が何を感じて、何を吸い込むのか、自分に見合った旅の仕方は人の数だけあると思います。大事なのは、好奇心に満ちた、吸収率の多いスポンジのような自分であることの方だと思います。

 ヒマがない。確かに。でも、今、コロナを経験していろいろと考えると思います。時間がないではなく、時間は作るもの。何か見えないでも、手に入れられる何かを求める気持ち。いつか、外国に憧れを持っているのなら、その時はきっとやってきます。そして、それが「今だ!」と気付ける人にきっとなれると思います。それは、20歳だって、80歳だって同じ数のチャンスはあるはず。大事なのは、気付けるかどうか、そして、えいっ!と踏み出すキック力です。思う以上に得るものは多く、失うものは少ない思います。500円玉貯金を始める。これだけでも「今!」を踏み出す大きな原動力につながります。

 身体が動いで、ちょっとのサバイバルが出来て、体験が財産になる時に、この美しき島をすこし留守にする意味は、ネットを駆使して知る情報の世界より、ずっと、ずっと大きいと思います。