ワイナリー探訪記 バルセロナから Part 1

その時間はわたしのためにある!

バルセロナから北西へ、オーガニックのワイナリーを目指す

旅に出ると、この上なく開放的になるけど、ちょっと不安で怖い気持ちも背中合わせ。いつも持ち物をチェックしているような妙に神経質になっている自分もいる。そんな時、現地の信頼できる日本人と会えると、本当にリラックスできるよね。

かゆいところに手が届くような誤解のない言葉が交わせるのが、嬉しい。

今回はバルセロナのワイナリーに行った時のお話。

 バルセロナってオリンピックもあったし、有名サッカーチームもあるし、その名前は知っていると人は多いと思うのですけど、ぜひ自分の足でそこに行っていただきたい。決して旅人たちを裏切らない素晴らしいところです。

 私たちはスペインって一言で括ってしまうけれど、この王国は、いくつかの自治州から成り立った国で、独自の言語や歴史があって、スペイン人と一括りにされることをあまり好まない人もいるんです。特にバルセロナの人は、カタローニャ人としての誇りを持っているような気がします。

 カタローニャ、バルセロナっ子、そんな表現を町の人はよく使うし、確かにバルセロナには、「江戸ツ子」とか「粋」とか、そういう類いのステイタスのようなプライドのような、何かがあるような気がします。数多くの芸術家も輩出しているせいか、いいセンスしているのだわ、ここ。

バルセロナはスペイン、カタルーニャ州の州都です!!

 もちろん、スペイン人はスペイン語を話すけど、バスクとかはバスク語を、カタルーニャでは、カタルーニャ語を大切にしています。実際に町中で人々がカタルーニャ語を話しているわけではないと思うのですけど、(現地の人々は話しているかも)言葉は文化ですから、バルセロナに来たら、カタルーニャを意識して探してみましょう。街灯ひとつにも、カタローニャ、モデルニスモの香りがします。

 

 バルセロナの裏通り。

斜めに傾いたビルが怖い。

おしゃれなカフェやアンティークショップ、面白いお店が見つかります。

裏路地の散歩は楽しい発見がいっぱい。

「オッラー!」って声をかけて、お店探訪してみましょう。

勇気がなければウィンドショッピングだけでも楽しい。

バルセロナは小路に迷うが楽しいところです。

 

掘り出し物や、レアな美味なるチョコレートとか見つけました!

時は夏。チョコ、お土産にするには、結構やばかったな。

バルセロナっ子と観光客でにぎやかなレイアール広場。ガウディのガス灯があります。スペインで広場はplaza(プラサ)と言います。

ここには、あのサグラダファミリアがそびえたっています

 バルセロナと言えば、サグラダファミリア。あの不思議で巨大な建築物は、2026年に完成予定と言われています。2026年とはガウディ没後100年なのですが、本当に完成するかは、ちょっとどうかなと思っています。だってね、まだ最終予定地の買収も済んでいないっていうのよ。

 さすがラテン気質。笑って話す、でも侮ってはいけない。ラティーナの時間の観念は、確かに我々日本人からすると、嘘つきと言いたくなるほどいい加減だったりするけど、おしまいはきっちり合わせてくることが多い。終わりよければすべて良し!ってことわざはラティーナのためにあるのかと時々思ってしまいます。

 ここで画像を2枚、同じサグラダファミリアの内部を撮ったんですけど、この間約18年くらいです。こんなもんかって、思わないで。なんと着工は1882年なんだから・・・・。


テッカテカの太陽照り付けても、カラッとした天気!さ、ワイナリーにでかけよう!

 さて、バルセロナの魅力については、また機会があれば、書こうと思いますが、ここでは、なんといってもワイナリー。

 ブドウの耕作面積は世界1位。気が遠くなるようなワイナリーの数。ワイン好きではなくても、ワイナリーの中にあるオーベルジュに1泊とかして、美味なるスペイン家庭料理をワインと共にとか、好みやこだわりを伝えて、膨大な種類やシーズンからセレクトされたワイナリーを訪れるとか、流通量の少ない希少なワインを求めるのもOK。一般の旅行者から、レストランなどのプロフェッショナルの方までご要望にお応えしてますよ。

 在スペイン20年を超すワインのプロは日本人の美人過ぎる(?)ネゴシアンです。7月のテッカテカに太陽の照り付ける夏。ただの酒飲みの私は、今の時期におすすめのワインと美味しい食事がしたい!というリクエストでいざワイナリーツアー!

嗜好を伝えて選んでもらったり、希少なもの、日本では飲めないもの、ああ、わがままが止まらない!

 ワイナリーのスケジュールは日本出発前にアレンジ。今はメールもあるし、SNSもあるし便利です。旅ですから、アクシデントも考慮して、数日間滞在する場所で組みました。プランニングのワークショップでも大事にしていることですが、悪天候とか、交通機関の遅れなどは旅行につきもの。

 パツパツで予定を組むとせっかくの楽しみが台無し、場合によっては、間に合わずにキャンセル料も発生なんて不幸も。リスクを極力回避するために、タイムスケジュールはとても大事なんです。旅行期間に制約のある人ほど、ここは自分の体力や目的に合わせて組みたいですね。