ワイナリー探訪記 バルセロナから Part４

その時間はわたしのためにある！

その季節、そこにいて、そのワインを楽しむ。

ワイナリーから車で10分、ちいさな町にあるレストラン。人気のない小路のこじゃれたレストラン。

花びらの散ったイワシのマリネだって、いちいちおしゃれでしょう。

味？　それはもう！！

創作的なお料理が多い。スペイン料理は日本人の口に合うのよね。

　エスニックな雰囲気も取り入れた斬新なメニュー。地元の食通のお客さんが多そう。こういうお店は、現地に精通した人がいないと、なかなか巡り合うことは難しい。プライベートツアーならではの美味しいとこどり。メニューに失敗しないのもありがたい。

　思い出しました。祐子さん、まだ若いころ、一緒に食事に行ったのね、アサリと訳してくれたお料理を頼んだら、とっても変わったお皿がでてきたの。「祐子、スペインのアサリって不思議、ムール貝にそっくりなんだね。」と私は真顔で尋ねた。本当に不思議だったから。そしたら、祐子さん、はっとして、メニューを見返して、「あ！間違えました！この単語、ムール貝です！わぁ！アサリじゃありませんでした！ど、どうしましょう！」って泣きそうになった！「いいよ、いいよ。」って言ったけど、かなりショックな顔をしていました。懐かしく、愉快な思い出です。

　今や、現地の人にも愛されているキラキラした頼もしいガイドさんになっていました。お料理の説明も完璧ですわよ！

　バルセロナから約20キロ離れたガウディのコロニア・グエル教会。サグラダファミリアに専念するためと中断され、未完成作品となってしまいましたが、ガウディの最高傑作とも言われています。そもそも依頼されてから、着工するまでに10年かけて設計をしています。その手法はサグラダファミリアの原点ともいわれ、自然と調和したガウディらしい思想が見て取れます。静かで、殆ど人もいない場所でゆったりとガウディの世界に浸れます。ワイナリーと併せてちょっと郊外の観光も出来てお得気分。ほろ酔いも手伝って、違う世界に迷い込んだような不思議な気分。

　いい気分で、ランブラス通りのホテルへ。まだまだ明るい時間にツアー終了。楽しかったわ～～～。ちょっと昼寝して、まだまだ存分に遊べそう。